心の感動

にんにくについて (野川福江さんのお話)

にんにく                 平成21年(2009年)7月12日(日) 
野川福江さんの演談

      大蒜(にんにく)について

今日も健康で学べます身を感謝いたします。

大蒜(にんにく)は古くから人々に珍重されていますが、最近になって身体に良いということが解明されて参りました。紀元前4000年の古代エジプトの王様の墓からにんにくの粘土模型が発見されたのに始まり、紀元前1500年前に書かれた薬物治療書パピルスに紹介され、シルクロードを渡って中国へ伝わり、中国では心筋梗塞や脳梗塞に使われ、日本では百済との国交が始まった西暦360年頃から香辛料や強壮剤として使われていたようです。1892年、ドイツのゼムラー氏は匂い成分を硫化アリルと命名、米国のガバリー氏等が細胞を破壊すると抗菌作用をもった匂い成分「アリシン」が発生すると言い、1951年にはスイスのストール氏等が細胞内のアイリンとアイリナーゼという酵素が反応することで、アリシンが出来るというメカニズムを解明しました。
にんにくをアルミホイルで包んで焼いても匂いはせず、一寸傷つけた時に臭を発生するアリシンは不安定で、スルフィド類に変化して空中に飛散します。

大蒜(にんにく)の薬効四つについて:
 
(1) 1990年米国の国立ガン研究所がガン予防に効果が期待されると発表。米国ではその後、大蒜の消費量が三倍にはね上がったとのことです。日本の有賀氏の研究によって、アリシンが変化したスルフィド類がガン細胞の増殖を抑えると共に、正常細胞に戻し、ガン細胞を死滅させることが突き止められました。

(2)血をさらさらにする、血小板凝集抑制作用があります。すなわち、脳梗塞、心筋梗塞の予防となります。

(3)スタミナ増強作用あり(ビタミンB1の利用効率をアップする)。ビタミンB1は糖類(白米、糖分)をエネルギー化するために不可欠で、不足すると疲労を蓄積することになります。夏に糖分の沢山入った清涼飲料水をがぶ飲みすると、ビタミンB1が不足して夏バテに至ります。ビタミンB1は水溶性で吸収が悪く、体内には殆ど蓄えられません。しかし、アリシンと結合してアリチアミン(アリナミン)という物質になると脂溶性となり、吸収率が10倍になります。その結果、ビタミンB1としての働きが長時間持続し、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌も促します。

(4)殺菌効果(胃癌、風邪、水虫に効果があります)

(5)アリシンは酸素O2がくっついた構造をしていて、酸素O2を鉄砲玉のように、バクテリア細菌にぶっつけて殺します。これは白血球が活性酸素O2を出して殺菌するのと同じです。

(6)アリシンが分解して、菌の中のEW(蛋白質)と結合し、増殖を防ぎ、殺菌作用をします。ピロリ菌退治にも効果あります。

初期の風邪には、にんにくの免疫増強作用がVirus退治を後押しします。

水虫にも、すり潰して患部に塗り、10分後に洗い流します。

次ぎに効果を引き出すにんにく調理法:
先ず、にんにくオイルを作ります。刻んだにんにくを油に浸けます。調味オイルで揮発性の高いアリシンはスルフィド類となって油に溶け出し安定します。このオイルを百度C以下で熱すると、アホエンも作られます。最初から熱した油に入れたり、焦がしてしまうと成分が飛んでしまいます。常温の油に入れて熱するのがポイントです。

一点だけ気をつけること:
アリシンは胃の粘膜を痛めることもあるので、空腹時に単独でとることは避けた方が良いです。にんにくの効用は食べたあと、二日~四日持続するので、週に一回か二回食餌にとり入れると良いでしょう。

このような方法で今後の暑さに負けないよう、喜んで進んで働くことをお誓い申し上げます。
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by t-nobukawa | 2010-03-18 17:16
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