心の感動

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咀嚼について

ドクター江部の糖尿病徒然日記 
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。咀嚼について、そして甘みの出るわけ
2007年10月30日 (火)
おはようございます。
今朝は、大阪・豊田歯科・豊田先生からコメントを頂きました。

豊田先生、ご無沙汰しております。
大変貴重なコメントありがとうございます。
この知識、ブログ読者の皆さんにも是非共有して欲しいので、アップさせて頂きました。

それにしても、豊田先生とても早起きなのですね。午前5:34のコメントですから、もっと早く起きておられるのですね。

私も、年齢と共にやや早起きになって、午前6:30起床ですが全然追いつきませんね。

今後もまた、いろいろコメントを頂けば幸いです。よろしくお願い申し上げます。

またお会いできる日を楽しみにしております。

江部康二

以下、豊田先生のコメントです。

「*Comment
■Re:咀嚼回数について

江部先生

大阪・豊田歯科・豊田です。
いつも、著書・資料・ブログなどでいろいろなことを教えていただきまことにありがとうございます。

これだけ充実した内容で毎日更新され、いつも感服しています。

さて、今回の咀嚼回数について、シープシペッタさんに私見をのべさせていただきたくコメントにメールいたしました。

今回、シープシペッタさんの見られたデータは、和洋女子大学柳沢幸江助教授のもので、私は日経ヘルス2001年3月号の記事で知ったのですが、そこの解説では、欧米型食のファストフードは、典型的な和食に比べ、脂質比率が高く、咀嚼回数や食事時間が短い、となっており、脂質と咀嚼回数の関係には言及していません。このプリントの解説は確かに変だと思います。

「ごはん&一汁三菜型の和食」は、ハンバーガーショップのセットメニューよりは、よくかむ食事である、とでもするべきでしょうね。

肉のたん白は草とちがって消化が良いので、あまりかみつぶす必要がないので、肉食動物は肉を引き裂き、のどを通る大きさになれば飲み込みます。

肉食動物の歯は大きくとがっていて(裂肉歯)、歯と歯の間があいていて、肉を引き裂くのに都合がよいのですが、ヒトの歯は、犬歯以外はとがっておらず、歯と歯の間も詰まっているので、肉を引き裂くのには不都合で、硬い肉などは、いつまでもかみ続けることになりがちで、当然かむ回数も多くなります。

歯科医師で料理研究家の田沼敦子先生は、かむ回数を増やすために

1、かみごたえのある食材を使う 
に加えて 
2、乾物や海藻を使う
3、食材は大きく、乱切りにする 
4、漬け物や空揚げなどにして、食材の水分を減らす 
5、かみごたえの違う食材を組み合わせて食べる
6、薄味にする 
7、食べるときに、一口の量を少なくする
ことを提唱されています。

食べ物をよくかむことは食材に特有の味を味わったり、さまざまな栄養成分をうまくとりいれることと深く関わっています。

食べ物は咀嚼されるとその成分が唾液や水に溶けて、分子やイオンの形で舌などの味細胞表面膜の受容体に結合します。

ただし、でんぷんやたんぱく質のようにあまりに分子が大きすぎると、受容体に結合できませんので味がしません。

ご飯の場合は、よくかんでいくと、唾液中の消化酵素アミラーゼが働いて、でんぷんが一部、麦芽糖に分解されて甘さが出ておいしく感じます。

糖質の量が変わらず、形態が変わります。麦芽糖はブドウ糖が2個つながったものです。

なお、砂糖の甘さを100とした場合、ブドウ糖は74、果糖は175、乳糖は16の甘さとなります。
  
参考図書
「ようこそ!歯のふしぎ博物館へ」
 岡崎好秀著 大修館書店
「味のなんでも小事典(P152-153)」日本味と匂学会編 講談社ブルーバックス

以上、少しでも参考になれば、幸いです。
江部先生、長いメールになってすみません。今後ともよろしくご指導お願いいたします。

豊田歯科 豊田裕章 | 2007.10.30(火) 05:34 | 」

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糖質制限食と咀嚼回数
2007年10月29日 (月)
こんばんは。
朝夕は寒いくらいですが、日中はまだ結構暑い京都です。
今日は、シープシペッタさんの質問に答えて、咀嚼回数と健康について検討してみます。私も、興味ある話題なので、一頑張りしていろいろ調べてみました。

「■食べ物と咀嚼回数と健康の関係についての質問です。

こんにちは。先日は食育についての質問にお答えくださりありがとうございました。とても勉強になりました。
またまた質問させてください。私自身は糖尿病ではないので、ちょっと脱線した話題になりますが、ドクター江部にぜひ、ご意見をうかがいたく、コメントさせてもらいます。

今日息子が幼稚園からもらってきた「たのしくたべようニュース」というプリントに、「食事でかわる! かむ回数」という特集が組まれていました。

それは、同じカロリーの和食とファーストフードで、かむ回数比べをして、和食のほうが、かむ回数が多いので、和食を見直しましょう、という内容でした。

その献立は、和食は「ごはん、みそ汁、焼き魚(さんま)、きんぴらごぼう、ほうれんそうのおひたし」で、ファーストフードは「ハンバーガー、フライドポテト、コーンスープ」で、かんだ回数は和食は1019回、ファーストフードは562回となっていました。

そして、解説に「ファーストフードは和食にくらべて、かむ回数や食事時間が半分くらいです。その原因は、脂質の量などが関係しています。脂質が多い食べ物は、やわらかいので、かむ回数が自然に少なくなり、栄養面にも偏りがあります。ハンバーグのように、食べ物は加工されるとかみごたえが少なくなっていきます。一方和食は、野菜(根菜・葉菜)や海藻など、かみごたえのある食材が使われているので、かむ回数は多くなります。ファーストフードと同じくらいのエネルギー量でも栄養バランスがとれています。昔から伝えられてきた和食は、素材を生かしたよくかんで食べるものが多いので、もっと食卓に取り入れるようにしましょう」とありました。

このプリントを読んだ私の感想は、和食やファーストフードという言葉の位置づけがあいまいだし、全体にこの説の根拠が不明。ここでもやはり脂質は悪者扱い。アメリカの小児科医の報告で、乳幼児の脳の発達には、上質の脂質が必要という文献を読んだこともある私にとっては、偏った指導のように感じました。またなにより疑問に思うのは、「食の安全性」については一切触れられていないことでした。

我が家では、大ざっぱではありますが、「自然に近い形で作られた食べ物はカラダにいい、工場で作ったものはカスカスで栄養にも力にもならない」というように子どもに教えています。その観点に立てば、やはりファーストフードは工場製品なので、日常的に子どもには食べてほしくない食品となります。

先日、ブログ上で、ドクター江部に食育についてのご指導を受け、いろいろ考えさせられる日々ですが、私自身、毎日の食生活でいちばん大事にしているのは、「安全な素材を、その素材の持ち味を生かした調理法でいただく」ということです。

とくに子どもには、味覚が育つ大事な時期にいるので、なにを食べているかわからないような凝った献立でなく、シンプルなものを食べてもらいたいな、と思っています。その意味では、やっぱりファーストフードよりは、家で作る和食のほうがいいな、と思います。

咀嚼という意味でもっとつっこんでいえば、玄米や黒パンのほうがしっかり嚼まないとなりませんし、GI値も低い優秀な食べ物ということになりますよね。

ですので、和食はかみごたえがあって、ファーストフードはかみごたえがない、というのは、あまりにもいい加減な説と感じてしまいます。和食でも、おかゆはまったくかみごたえがないですものね。プリントには、かみごたえがある食材として野菜があがっていて、ごぼうなどの繊維の多い根菜ならわかりますが、生で食べるならまだしも、じゃがいももかみごたえがあるのかちょっと不思議だし、ほうれんそうもかみごたがあるといえるのか不思議でした。しかも、さんまもかなり脂質の多い魚ですし、しっかりかまなくても食べられるのでは? なんて、思ったり。深く考えるとなにが言いたいのかがどんどんわからなくなりました。このプリントの真意はどこにあるのでしょうか?
 
それで、ドクターに質問です。食べ物と咀嚼回数と健康の関係について、どのようにお考えでしょうか?

また、嚼むことによって、甘味が増す食材もありますが、糖分はその時点で増しているのでしょうか? それとも味は変わっても性質は変わらないのでしょうか? 教えてください。
シープシぺッタ | 2007.10.26(金) 20:50 | 」


シープシペッタさん。コメント・質問ありがとうございます。
仰るとおり、食品の咀嚼回数を和食と洋食で単純に比較することは無理がありますね。

豆腐(和食)VSロースステーキ(洋食)、咀嚼回数どちらが多いか明白ですよね。

ロースは脂肪たっぷりですが、噛み応えもとてもしっかりで、玄米よりもゴボウよりもほうれん草よりも、はるかに咀嚼回数は多くなります。

因みにロース肉100g中に、「たんぱく質13.8 g、脂質37.4g、炭水化物0.2 g 」が含まれています。

「脂質が多い食べ物は、やわらかいので、かむ回数が自然に少なくなる」なんてとんでもない誤解ですね。

私はもともと玄米魚菜食中心でしたが、2002年自分が糖尿病とわかってからは 糖質制限食です。それではっきりしたことは、明らかに 糖質制限食のほうが食事時間が長くなります。即ち、咀嚼回数も多くなります。

一般的な食材で、咀嚼回数が多くなるのは間違いなく動物の肉です。中でも、やや安めの輸入牛肉とかは超硬いですね。

東国原英夫知事推奨の宮崎産地鶏、近所のリカマンで、霧島山麓とれとれ村「赤どり炭火焼き」を買って食べてますが、これも半端な固さではありません。余程歯が丈夫な人でないと、到底食べれないと思います。

豚肉や羊の肉も、やはり咀嚼回数は多いです。魚介類の中ではイカやタコや貝類は結構噛みますよね。

結局、咀嚼回数に関しては和食も洋食も関係なく、食材によるということでしょうね。

そして、動物性タンパク質が一番咀嚼回数は多くなるので、必然的に「 糖質制限食」ならしっかり噛むことになりますね。

斎藤滋・神奈川歯科大学教授のグループの再現メニューによる研究では、卑弥呼の時代は、1回の食事(ハマグリの潮汁、アユの塩焼き、ナガイモの煮物、カワハギの干し物、ノビル、クルミ、クリ、もち玄米のおこわ)でかむ回数が3990回、時間は51分だったのが、時代とともに減少していき、戦前の食事(大豆のみそ炒め、たくあん、野菜のみそ汁、ニンジンとダイコンなどの煮物、麦飯)では回数が1420回、時間は22分になり、現代の食事(コーンスープ、ハンバーグ、スパゲッティ、ポテトサラダ、プリン、パン)では回数で620回、時間はたったの11分という結果になったそうです。

糖質制限食実践者の縄文人は、もっと咀嚼回数は多かったでしょうね。

斉藤先生によれば
*噛むと満腹中枢を働かせる信号が速やかに伝わる→ダイエット効果
*噛むと食べ物を効率よく消化吸収できる
*噛むと頭の働きがよくなる
*噛むと痴呆が予防できる
*噛むとあごの骨が強くなる
*噛むと顔の筋肉と骨が鍛えられ、しわの予防になる
*噛むと虫歯が予防できる
*噛むと味覚神経が敏感になる
*噛むとがんが予防できる

など様々な効果が期待できるそうです。
【咀嚼とヘルスケア/運動能力を左右する噛む力】 -- 斎藤 滋
http://www.natureinterface.com/j/ni01/P054-057/

やはり咀嚼回数が多いことはとても良いことのようですね。

「嚼むことによって、甘味が増す食材もありますが、糖分はその時点で増しているのでしょうか? それとも味は変わっても性質は変わらないのでしょうか?」

確かに玄米など噛めば噛むほど甘みがでてきて、100回噛めなどど言われてますよね。

しかし、その玄米中に含まれる糖質の量は一緒です。咀嚼することで出てくる糖質以外の何らかの成分で甘く感じるのでしょうかね?
 
結論です。

和食でも洋食でも中華でも何でもいいので、 糖質制限食なら咀嚼回数はばっちり確保ですね。

江部康二

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by t-nobukawa | 2010-03-18 17:35

植物が地中から鉄分を吸収しているプロセス

鉄 137億年の宇宙誌          2009年(平成21年)11月3日(水)
                             東京大学総合研究博物館

 地殻中の元素の約5%を占める鉄は、土壌中には大量に存在する。しかし、畑土壌では、鉄は水酸化第二鉄のような水に溶け難い3価の鉄として存在しているために植物は利用することができない。土壌中の難溶性の鉄を吸収して利用するために植物は大きく分けて2つの鉄獲得機構を進化的に発達させてきた。
       還元戦略 と
       キレート戦略 である。
 イネ科以外の植物は、3価の鉄を2価鉄イオンに還元して可溶化して吸収する還元戦略をとる。
 これに対して、イネ、ムギ、トウモロコシなど、主要な穀物が属するイネ科の植物は、キレート物質であるムギネ酸類を根から分泌して、土壌中の3価鉄を水に溶けやすいキレート化合物にして「3価鉄・ムギネ酸類」のままで吸収するキレート戦略をとっている。

 鉄が多様な局面で生命に使われている理由は2つ挙げられる。
 一つは、鉄が多くの化学物質と配合結合を作りやすく、生命にとって重要な多くのキレート化合物を作ることが可能であることである。

 また、鉄は環境によって2価(還元型)または3価(酸化型)のイオンになるが、鉄の化合物は電子を受け取ったり(還元)、電子を放出したりする(酸化)ことを安定して繰り返すことである。

 それ故に、生体内における
酸化還元反応
呼吸によるエネルギー産生
植物の光合成 
などに必要な電子伝達が可能なわけである。

 植物が生きるために鉄が必須――私達人間を含めて地球上のほぼすべての生物は、生命活動に必須な金属元素として鉄を必要としている。

鉄は細胞内のミトコンドリアにおけるエネルギー産生など、生命体に必須の諸機能の活性中心で作用しており、鉄がなければ地球上の生命体は生きることができない。
Iron vital to plant and animal life
今から1億年くらい前の白亜紀と呼ばれる時代に地球は最も暖かい時代を迎えていた。大型の陸上動物が出現し、恐竜が繁栄していた。ところが、およそ6500万年前に、一説には隕石の衝突による影響で、多くの生命が絶滅し、この繁栄に急に終止符が打たれる。その激動の時代を哺乳類が生き延びた。

 哺乳類は酸素を吸って生活している。私たちも含む哺乳類は、栄養物を酸素と反応させることによって、生存のために必要なエネルギーを得ているのだ。興味深いことに、この目的のために鉄は2つの中心的な役割を果たしている。
 1つ目は、体内に取り入れられた酸素を体の隅々まで行き渡らせること
 2つ目は、エネルギーを生成する上で電子の効率的な伝達を行うことである。
 
 実は、こうして鉄がエネルギー生産に重要な役割を果たしているのは、哺乳
類だけではない。

 拡散だけで生体内の輸送が間に合う小さな生物を除けば、あらゆる生き物に
おいて体のさまざまな部分へ酸素を輸送し、エネルギーを得るという意味で同
一の仕組みが必要なのだ。

 それどころか、光合成反応であっても、これに類似した経路で、しかし光エ
ネルギーを用いて、逆に進んでいる。つまり地球上のほぼ全ての生命体におい
て、鉄は重要な役割をはたしているのだ。

 生物が鉄を利用するようになった理由として鉄の2つの性質があげられる。
すなわち多くの化学物質と配位結合しやすく、キレート化合物を作れることと
環境に応じて酸化還元反応(電子の授受)を安定的に行えることである。

 鉄は、二価(還元型)または三価(酸化型)のイオンになるが、土壌環境に
よっては植物が吸収し難い三価イオンとして存在している。そのため、植物は
土壌中の鉄をとりこんで利用するための戦略を進化的に発達させてきており、
イネ科の植物からは三価の鉄をキレート化合物にするムギネ酸類と呼ばれる物
質が見つかっている。

 一方、動物は血液によって酸素を運搬し吸収しているが、我々ヒトを含む多
くの動物の血液が赤く見えるのは、赤血球中にへムタンパク質であるヘモグロ
ビンが含まれているからである。

 鉄は生物個体にとって重要なだけではなく、広く地球・海洋システムにおい
ても鉄を用いて知ることが可能である。海洋上で鉄を散布する実験により海洋
植物プランクトンの増減においても鉄が重要であることが明らかにされてきた。

              東京大学
                農学部 生命科学研究科 酵素学研究室

























   筆記者: 信川忠道     千葉県浦安市弁天2-27-8
        電話・FAX  047-353-1628
メールアドレス: t.nobukawa@jcom.home.ne.jp
    
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by t-nobukawa | 2010-03-18 17:22

にんにくについて (野川福江さんのお話)

にんにく                 平成21年(2009年)7月12日(日) 
野川福江さんの演談

      大蒜(にんにく)について

今日も健康で学べます身を感謝いたします。

大蒜(にんにく)は古くから人々に珍重されていますが、最近になって身体に良いということが解明されて参りました。紀元前4000年の古代エジプトの王様の墓からにんにくの粘土模型が発見されたのに始まり、紀元前1500年前に書かれた薬物治療書パピルスに紹介され、シルクロードを渡って中国へ伝わり、中国では心筋梗塞や脳梗塞に使われ、日本では百済との国交が始まった西暦360年頃から香辛料や強壮剤として使われていたようです。1892年、ドイツのゼムラー氏は匂い成分を硫化アリルと命名、米国のガバリー氏等が細胞を破壊すると抗菌作用をもった匂い成分「アリシン」が発生すると言い、1951年にはスイスのストール氏等が細胞内のアイリンとアイリナーゼという酵素が反応することで、アリシンが出来るというメカニズムを解明しました。
にんにくをアルミホイルで包んで焼いても匂いはせず、一寸傷つけた時に臭を発生するアリシンは不安定で、スルフィド類に変化して空中に飛散します。

大蒜(にんにく)の薬効四つについて:
 
(1) 1990年米国の国立ガン研究所がガン予防に効果が期待されると発表。米国ではその後、大蒜の消費量が三倍にはね上がったとのことです。日本の有賀氏の研究によって、アリシンが変化したスルフィド類がガン細胞の増殖を抑えると共に、正常細胞に戻し、ガン細胞を死滅させることが突き止められました。

(2)血をさらさらにする、血小板凝集抑制作用があります。すなわち、脳梗塞、心筋梗塞の予防となります。

(3)スタミナ増強作用あり(ビタミンB1の利用効率をアップする)。ビタミンB1は糖類(白米、糖分)をエネルギー化するために不可欠で、不足すると疲労を蓄積することになります。夏に糖分の沢山入った清涼飲料水をがぶ飲みすると、ビタミンB1が不足して夏バテに至ります。ビタミンB1は水溶性で吸収が悪く、体内には殆ど蓄えられません。しかし、アリシンと結合してアリチアミン(アリナミン)という物質になると脂溶性となり、吸収率が10倍になります。その結果、ビタミンB1としての働きが長時間持続し、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌も促します。

(4)殺菌効果(胃癌、風邪、水虫に効果があります)

(5)アリシンは酸素O2がくっついた構造をしていて、酸素O2を鉄砲玉のように、バクテリア細菌にぶっつけて殺します。これは白血球が活性酸素O2を出して殺菌するのと同じです。

(6)アリシンが分解して、菌の中のEW(蛋白質)と結合し、増殖を防ぎ、殺菌作用をします。ピロリ菌退治にも効果あります。

初期の風邪には、にんにくの免疫増強作用がVirus退治を後押しします。

水虫にも、すり潰して患部に塗り、10分後に洗い流します。

次ぎに効果を引き出すにんにく調理法:
先ず、にんにくオイルを作ります。刻んだにんにくを油に浸けます。調味オイルで揮発性の高いアリシンはスルフィド類となって油に溶け出し安定します。このオイルを百度C以下で熱すると、アホエンも作られます。最初から熱した油に入れたり、焦がしてしまうと成分が飛んでしまいます。常温の油に入れて熱するのがポイントです。

一点だけ気をつけること:
アリシンは胃の粘膜を痛めることもあるので、空腹時に単独でとることは避けた方が良いです。にんにくの効用は食べたあと、二日~四日持続するので、週に一回か二回食餌にとり入れると良いでしょう。

このような方法で今後の暑さに負けないよう、喜んで進んで働くことをお誓い申し上げます。
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by t-nobukawa | 2010-03-18 17:16

ガンには分岐点がある



ガンには分岐点がある



          平成15年(2003年)9月17日(水)



初めに: 先に 安保徹(あぼ とおる)先生の「免疫療法」を御紹介いたしましたが、

医師でもない、体験者でもない、私が勝手なことを述べるのは如何なものかと思って

いましたところ、

    新赤坂クリニック院長 松木康夫先生か書かれた

    「余生堂々 六十歳から始まる黄金の人生」 祥伝社 1600円

    平成15年4月30日発行 という本に

    「ガンには 分岐点 がある」と題した文章があり(132ページ)、

    皆様のご参考になると考えて ここで 御紹介させていただきます。



第四章 「守り」を固める: 「三大死因」「生活習慣病」に勝つために



日本人の三大死因――ガン,心臓病、脳卒中



前章まで、肉体や脳や心を積極的に鍛える「攻めの健康法」を紹介してきました。

しかし、攻めるだけではやはり完璧とは言えません。きちんと「守り」を固めておく

ことも必須です。防衛戦争をするのに、敵がよくわからないのでは、撃退する見込みが

極端に低くなってしまうからです。

孫子の兵法にもあるとおり「敵を知る」のは、すべての戦いの基本です。経済戦争で

奮闘される皆さんなら、よくご存知だと思いますが、まず私達の健康の敵は何か、

明確にすることから始めましょう。

日本人の死因を調べると、一位がガン、二位が心疾患、三位が脳血管障害(脳卒中)と

なっています。 すなわち「三大死因」です。 以下、肺炎、不慮の事故、自殺、老衰、

腎不全、肝疾患、慢性閉塞性肺疾患と続きます。

第二の人生を送る高齢者の場合、三大死因が死亡者の65%を占め、また10位までの

死因のうち、三大死因を含め「生活習慣病」が跋扈していることがわかります。

つまり健康を守るべき相手、敵とは生活習慣病であり、とりわけガン、心疾患、脳血管

障害の三つに対する防衛戦略を徹底する必要があるのです。



昭和56年以来、わが国の死因トップを独走しているのがガンです。 最近では、なんと

1年間に30万人という膨大なる数の命を奪っています。

30万人といえば、二位の心疾患、三位の脳血管障害(脳卒中)で亡くなった人を合わせた数に匹敵します。 日本人の死因として突出しており、地方の中都市の人口にあたる数が、毎年ガンで亡くなっていることになります。

これが、医学が未発達な発展途上国ならいざしらず、世界でもトップレベルといわれる

日本での話です。日本は早期発見の技術も、システム(人間ドック)も、また早期発見後の外科手術も、いずれも世界のトップレベルです。 それなのに、なぜ三十万人もの人が

ガンで毎年亡くなるのでしょう。 これには二つの理由があると思います。

第一は、患者さんが早期のうちに医者の前に現われてくれないことです。

よくマスコミから「早期ガンの自覚症状は」と聞かれますが、私の答えはいつも同じです。

早期ガンの自覚症状など「ない、皆無」なのです。早期どころか、分岐点(後述)を少し

過ぎたガンの人が、平気でゴルフを楽しみ、徹夜の麻雀を打ち、国際会議で活躍しているのを、私はどのくらいたくさん見てきたことでしょう。

 

ガンには「分岐点」がある



ガンには「発生」と「死」の間に必ず分岐点があります。その人の運命を生と死、天国と

地獄に分ける点です。

分岐点の前に発見して手術で除去すれば、今の日本の医学なら98パーセントのガンは完治します。1-2年寿命が延びるわけではなく、完全に治るのです。一方、分岐点を過ぎると、残念ながら今の医学では歯が立たず、ほとんど絶望的です。小火(ぼや)のうちなら消し止めることができますが、ある程度燃え広がったら、いかに消火に努めても全焼してしまうのと同じ原理でしょう。

こんな簡単な理論なのに、賢いはずの日本人が毎年三十万人も、分岐点を過ぎるまで待ってから来院するのはなぜでしょう。

それはガンの症状が分岐点を過ぎて出現するからです。

しこりがある、痩せてきた、吐血、喀血、下血、性器出血などの「自覚症状が出てから

医者に行こう」という、昔からの医者のかかり方をしていれば、ほとんどの人が手遅れの状態で来院することになるのです。

ある程度進行したガンに対しては、専門医が大勢いて設備が整っている大学病院といえども、無力というのが実情です。ガンの治療に関しては、現在、どの病院でどんな名医が手術したかはあまり問題になりません。それよりも「いつ発見されたか」が最も重要な点なのです。

そして第二の理由は、早期ガンが発見された後の行動にあります。

早期ガンなら98パーセント完治するのに、手術を逡巡する人がいまだに多くいるのです。

どんな軽い手術の場合でも手術が怖いのは当然ですが、ガンの手術をためらうほとんどの人が、分岐点を過ぎてから手術を受けた人の話を聞いて怖がってしまうのです。先述のごとく、同じガンでも分岐点の前の早期ガンと、その後の進行ガンでは手術結果がまったく

違うことをはっきり知っていただきたいと思います。

分岐点後には手術を勧めない場合も多いのですが、それでも藁にもすがる思いで手術を受ける人もいます。その場合は、抗ガン剤や、放射線治療などを併用することになりますが、

結果はよくないケースが多いのです。

その分岐点後の手術の話を人から聞いて真に受け、せっかく98パーセント治る分岐点前なのに、手術を断念する人がいるのは、まことに惜しい話ではないでしょうか。

巷(ちまた)にあふれる「善意の情報」も、手術をためらわせます。

私がある患者さんに、国際的な業績を持つガン専門医を紹介したところ「典型的な早期のガンで、98パーセント以上の確率で完治する」と太鼓判が押されました。患者さんも喜んで、すぐ入院し、一週間後に手術の運びとなりました。 ところが、問題はそれからでした。その患者さんは、顔が広く面倒見もよい人だったので、無数といってもよいくらいの情報が寄せるられたのです。

漢方薬、栄養食品、鍼灸、温熱療法、ハーブ、そのほか民間療法で手術せずガンが治った話だとか、はては術後に苦しんで亡くなった親戚の例をとうとうと述べる人まで現れる始末でした。手術中止を助言する人たちも現れ、蜂の巣をつついたような大騒ぎになりました。患者さんの心は揺れ動きましたが、 結局、手術を受けて翌日からは食事をして歩き、

一週間で退院しました。診断どおり完治したのです。

結果的には、めでたしめでたしでしたが、情報過多時代の恐ろしさを身をもって体験しました。発生したガンを診断もせず放置すれば、その人の運命は必ず死をたどることになるのですから。                             以下 略
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by t-nobukawa | 2010-03-18 17:11

ガンと食事

ガンと食事                    平成21年(2009年)7月

済陽高穗(わたよう たかほ)さま

   がんの再発を防ぐ食事法 済陽高穗(わたようたかほ)
                              
私は消化器が専門の外科医です。30年間に四千例以上の手術をし、そのうち半分の二千例ほどが消化器がんの手術でした。その後、都立病院で七年間に手術した消化器がんの症例千四百二例について術後成績をまとめてみたのです。五年生存率で、52%の患者さんは生還を果たしましたが、残り48%、およそ半分の患者さんが五年以内にがんが再発し、亡くなっていたのです。

 手術という身体に大変な負担を強いる治療を受けても、その半分しか助からないという現実。完全にがんの病巣を取ったと思っても、数年でがんが再発してまた入院してくる。外科医として私は無力感に打ちのめされました。再発をなくすにはどうしたらいいのか、悩んでいたところ、恩師の中山恒明先生にこう言われたのです。

「済陽くん、医者が病気を治すんだと大それたことを考えてはいけない。患者さんの免疫の力を高めてあげるのが一番なんだ。おれが手術で治してやるというのはレベル以下の医者だ。患者さんの治癒力を引き出すのが本当の名医だ」

 この言葉が、私の原点であり、食べ物によるがん治療の研究を始めたきっかけにもなったのです。

 ちょうどその頃、ある肝臓がんの患者さんを手術しました。がんは末期で四カ所に転移しており、ほとんど手遅れの状態でした。なんとか長生きしてもらいたいとの一心で肝臓の半分を切除しましたが、根治手術はできず、多くの病変を残したまま手術を終えました。患者さんが告知を望まれたので三ヶ月がリミットですと伝えたのです。ご家族の強い希望もあって自宅療養することとなりました。

 ところが、その患者さんに奇跡のようなことが次々と起こったのです。三ヶ月後に腫瘍マーカーの値が低下しました。さらに一年半後にはマーカーも正常化し、CTで調べたところ取ることができなかった二カ所のがんの病変が消えていたのです。

 私は驚いて、「何をしていたのですか?」と尋ねました。すると自宅に帰ってから、奥様が毎日、朝は野菜ジュースを作り、昼も夜も五種類以上の野菜、果物を食べさせ、一日一回はキノコ、根コンブ、ハチミツ、納豆を食べさせてくれたというのです。大好きだったお酒も断ち、毎日、こうした奥様の手料理を食べ続けた結果、取り残したがんが消滅してしまったのです。この患者さんのおかげで、たとえ進行がん、晩期がんであったとしても食事による栄養・代謝療法で、病変の改善、治癒が不可能ではないと私は確信したのです。

 その前後に、やはり余命数ヶ月と診断され退院したにもかかわらず、がんの病変が縮小し数年で治ってしまった患者さんを何人か体験しました。その方たちも、玄米菜食、毎朝根コンブなど海藻を食べる、肉食を一切やめたという食事の工夫をされていました。それ以来、私は晩期がんの治癒率を高めるために、海外の文献や日本の食事療法に関する本を読み始めたのです。

 2007年暮れに96歳で亡くなられたメイ牛山さんに「長寿の食卓」という本を贈っていただいたり、大阪・八尾市で50年以上「玄米・生菜食療法」で難病患者を治療してこられた甲田光雄先生にお会いしたりして、私は食事療法の可能性について自分なりの感触を得られるようになりました。

  「がん体質」にならないための八つの項目
 なぜ日本人だけがん患者が増え続けるのか。実はアメリカを始めイギリス、フランス、イタリアなど欧米諸国ではがんによる死亡数が年々減ってきているのです。アメリカでは1973年から1989年にかけてがん患者が増加していましたが、1992年から死亡率が減少しています。それはなぜか。1977年に発表されたマクガバン・レポートがきっかけでした。

 アメリカでがんや心臓病が増え続ける理由を調査したこのレポートでは、(1)肉食中心の食生活ががん、心臓病、糖尿病の原因、(2)野菜摂取減少によるビタミン、ミネラル不足、(3)病気と栄養の問題を医学界が無視してきた、と指摘されたのです。これを受けてアメリカ政府は1979年に「ヘルシーピープル」という健康のための数値目標を作り、1990年には米国国立がん研究所が「デザイナーズフードプロジェクト」を打ち出し、野菜の積極的な摂取を呼びかけました。アメリカのすごいところは、こういう国家プロジェクトをすぐに実行に移し、しかも成果を挙げることでしょう。

 それに対して日本は、本来、肉食は控えめ、米食に魚介類と野菜中心の理想的な食生活だったのが、それを捨てて高脂肪・高たんぱく・高カロリーの欧米的食事に走り、がんを増やしているのです。がんの死亡率(人口10万人あたり)は昭和22年の約70人から右肩上がりに増え続け、平成18年は4倍近い約260人になりました。

 また、医療技術は進んでいるのに、食事や生活の指導をきちんと行っている病院、施設は日本にはまだ少ない。私は、がんの手術を受けた患者を何とか再発させない方法、晩期がんや診断当初から切除不能と見放された患者さんを救う手だてとして、食事療法の模索を始めました。

 がんの発生にはさまざまな原因がありますが、1981年の米国N2H(厚生省研究所)リチャード・ドール博士の統計によると、35%が食物関連、31%がタバコ、飲酒が3%で、食べ物の消化吸収、代謝異常が大きな要因だと指摘しています。つまり、生活習慣を改善すれば、がんの七割近くは防げるということです。また、診療の現場で、手術、抗がん剤、放射線の三大療法に加え、食事を工夫することでしばしば目覚ましい回復が見られるようになりました。その臨床経験から、がんの原因は主に次の四項目に整理されます。

 1 塩分過剰、 2 動物性たんぱく質・脂肪の代謝障害、 3 クエン酸回路障害、 4 血中活性酸素過剰

 がん体質になるかならないかは、食べ物で決まってきます。この四つの原因を防ぐために考え出したのが次の八つの項目です。

(1)塩分(塩化ナトリウム)制限、限りなく無塩に
(2)動物性たんぱく質と脂肪の制限
(3)大量の野菜・果物(低農薬のもの)の摂取。ジュースなら二リットル
(4)玄米、五穀米、全粒小麦、豆腐
(5)乳酸菌(ヨーグルト300ミリリットル)、海藻、キノコ
(6)ハチミツ大匙二杯、レモン二個、エビオス20錠
(7)油はオリーブオイルかごま油
(8)自然水(ナチュラルミネラルウオーター)

 これが一日の基本です。
(1)の塩分については、野菜や果物を食べて体内にカリウムを摂取すると
塩分(ナトリウム)が排泄され高血圧が改善することはよく知られています。人体の細胞内のミネラルは大量のカリウム(ナトリウムの14,5倍)と少量のナトリウムで構成されています。一方、細胞の外の血液やリンパ液などにはカリウムは少なく、ナトリウム濃度が高いのです(カリウムの約30倍)。したがって塩分が濃い食事によって細胞内のナトリウム濃度が上昇し、バランスが崩れると、細胞が傷んで老化やがん化が進みます。胃がんは塩分で胃粘膜が荒れ、ピロリ菌が増殖して発生します。とくに一度がんを体験された方や晩期がんの患者さんは、できるかぎり無塩に近づける努力が必要です。

(2)については、ニューヨーク州コーネル大学のキャンベル教授が「動物
性(Animal、四足歩行動物)のたんぱく質があらゆる物質の中でももっとも発がん性が高い」と言っていますが、人体にとって脂肪とたんぱく質は代謝しにくいものなのです。動物性たんぱく質をとり過ぎると肝臓でさまざまな酵素が活性化され、代謝しにくいたんぱく質の一部に発がん物質のアフラトキシンが組み込まれてがんが発生しやすくなんります。また、植物性油脂の代謝はスムーズですが、飽和脂肪酸を多く含む動物性の脂肪はさまざまな問題を起こします。動物性脂肪によって悪玉のLDLコレステロールが増え、それが活性酸素によって酸化されると、マクロファージがこの悪玉コレステロールを処理するため動員され、機能が麻痺して免疫が低下するのです。

それに比べて代謝しやすいのが炭水化物です。全粒の穀物、中でも玄米は最高の食べ物です。ただし玄米は消化吸収に難点があることと、農薬が胚芽に蓄積されやすいので、無農薬米を選ぶ必要があります。玄米のがんに対する効果は次々と研究が発表されています。また玄米にはビタミンB群やビタミンE、セレン、食物繊維、リノール酸などが多く含まれています。糖の代謝の中心となるクエン酸回路に障害が起こると発がんに関わるという研究があるのですが、そのクエン酸回路に不可欠の補酵素として働くのがビタミンB群です。がんの食事療法として有名なゲルソン療法や進行がんやさまざまな難病の治療にあたられた甲田光雄先生の食事療法も、玄米菜食が基本です。

野菜と果物を効率よくとるにはジュースが最適です。とくに朝一番に飲むジュースは、水分補給にもカリウムを摂取してナトリウムを排出するにも、胃腸を整え身体の錆びを落とすにも効果的です。旬の果物や青菜、ニンジン、緑黄色野菜などをジューサーでしぼります。私は毎朝グレープフルーツ二個とレモン二個でジュースを500ミリリットル作り、ハチミツを加えて飲んでいますが、レモンは抗酸化作用が強く、血流をよくし、キレート作用もあります。キレート作用とは、レモンに含まれるクエン酸がカルシウムや鉄を包み込み、吸収しやすくしてくれるのです。野菜ジュースは、青汁を利用するのもいいでしょう。

ヨーグルトは乳酸菌が豊富に含まれ、海藻、キノコは免疫力を高めるフコイダンやβグルカンが含まれます。私はよく根コンブ茶を飲んだり、根コンブをガム代わりに噛みながら通勤したりもしています。

(8)の自然水には四種類あります。ナチュラルウオーター(ろ過、加熱殺菌された地下水)、ナチュラルミネラルウオーター(特定の地下水源から採水された水で加熱殺菌されていない)、ミネラルウオーター(複数のナチュラルウオーターが原料で、ろ過、加熱殺菌されている)、ボトルウオーター(水源が地下水以外の水、食品衛生法による殺菌がされている)。高齢者やがんなどの病気にかかっている人は、加熱処理していないナチュラルミネラルウオーターが一番です。水分は代謝に不可欠で、心不全や腎障害でもないかぎり、少なくとも一日一リットル以上、できれば二リットルぐらいの水分摂取が望まれます。医学的にも水分を十分にとって尿量を増やすことによって腎臓結石や膀胱炎などの病気を防ぎます。
  二十数カ所のがんが消えていた
 食事療法の威力を痛感したのは、直腸がんが進行し、肝臓に20カ所以上転移した63歳の患者さんのケースです。主病巣である直腸は切除しましたが、肝臓のがんは数が多すぎて根治切除が不可能でした。そこで24時間抗がん剤を注入する「肝動注ポート療法」を行いつつ、減塩、動物性たんぱく質と脂肪を一切とらず、野菜、果物、海藻、玄米による食事療法を施しました。十週間後、大小20カ所以上あった肝臓の転移巣がすべて消えて、二種類の腫瘍マーカーも正常値になったのです。これは抗がん剤の効果に加え、先述した八項目の食事療法によって免疫力が高まったからだと思われます。しかし、食事療法は薬のような即効性はありませんので、一度始めたら絶対にやめないことが大事です。それについては苦い体験があります。

 あるがんセンターで切除不能な食道がんの抗がん剤治療を受けた結果、腎不全になり、私のいた病院の緩和ケアに入院してきた患者さんがいました。腎不全が改善すれば食事療法が可能になりますから、点滴と利尿剤で腎不全を治してから、食事療法を始めたのです。二ヶ月後、病巣がかなり縮小したので、春先に退院して自宅療養にしました。ところが、翌年の正月、病気がよくなって安心したせいか、好物のマグロのトロと熱燗を飲み始め、食事療法を中断してしまったのです。患者さんは再び病状が悪化し、四ヶ月後に亡くなりました。悔やんでも悔やみきれない症例です。

 自宅療養の場合、食事療法を続けるには家族など協力してくれる人の存在が不可欠です。前立腺がんを手術した後、直腸、胃、食堂にがんが見つかった75歳の患者さんの場合、直腸を20センチ、胃を三分の二切除するという大手術をし、食道は内視鏡で処置しました。三週間の入院後、実家に帰られたのですが、食事療法を中断すると再発するおそれがあるので、減塩、玄米菜食中心の食事を守るようお願いしました。その後、その患者さんの依頼で、ホームヘルパーの資格を持つ人が、病院の食事療法について教わりに来ました。朝食はニンジンとレモン一個をジュースにし、ハチミツを加えたもの。しぼりたてのグレープフルーツジュース、リンゴ、バナナ、トースト、カフェオレ。昼食と夕食は玄米に青菜のおひたし、かぼちゃの煮物、大根おろし、煮魚など、塩分はできるかぎり減らし、野菜・果物は無農薬有機栽培のものにする。

 食事療法を始めて七ヶ月後の定期検診のとき、食道のがんはきれいになくなっていました。再発もありません。私は思わず患者さんと握手して「よかったですね」と喜び合いました。

 消化器がんは、食習慣による代謝障害ですから、細胞がその習慣から脱出するまで根気よく続けなければなりません。がんは慢性の代謝病なのです。

50歳で胃がんを手術し、10年後にがんが脊椎に転移して歩行困難になり、車椅子で緊急入院してきた患者さんもいました。MRI検査で、第九、十胸椎にがんが転移し、脊髄が圧迫されていることが判明しました。私はステロイドでむくみをとり、放射線治療を施しました。しびれは改善されましたが、ほかに手段がないので、食事療法を始めたのです。毎日の食事の内容は、無農薬有機栽培の青汁を200cc、玄米菜食、果物、豆腐、納豆、根コンブ、海藻、キノコといったものでした。

 食事療法を続けるうちに、患者さんがみるみる元気になるのがわかりました。二ヶ月後には自力で歩けるようリハビリを始め、そのひと月後に退院して自宅療養することになりました。一年半後に背骨がまっすぐになり、普通に歩けるようになっていたのです。

 これまで食事療法によって治癒した例ばかりを紹介してきましたが、もちろんすべての患者さんががんから生還したわけではありません。私は以前、過去十年間に診察した晩期がんの患者さん70例について、「晩期がんにたいする栄養・代謝指導」という論文を、日本成人病学会で発表しました。

 70例のうち、胃がん17例、結腸・直腸がん18例、胆道がん5例、すい臓がん4例、肝臓がん2例、食道がん5例、前立腺がん3例、その他が16例です。先に記した八項目の食事療法を半年以上続け、さらに抗がん剤を47例に、肝動注ポート療法を5例に、放射線照射を22例に施しました。

 その結果、生存は42例(60%)、死亡は28例(40%)でした。完全寛解は8例、有効は29例、不変2例、進行3例で、奏功率は52.9%でした。まだまだ5割強の奏功率ですが、いずれにせよ、がんを治すのは医者ではなく、患者さん自身の治癒力なのです。がん体質から脱却し、治癒力を高めるには、食事による栄養・代謝療法がいちばん有効だと私は信じています。

    医者の健康法と食事
 さて、「まず隗より始めよ」という言葉通り、医者が不健康では説得力に欠けるでしょう。先に紹介した私の恩師、中山恒明先生は、「食べるな、痩せろ! 外科医たるもの、自分が健康を維持できなければ、患者さんを助けることはできない」と口癖のように言っておられました。中山先生は先年、94歳で天寿を全うされましたが、緑茶が大好きで一日に何杯も飲まれ、自宅の菜園で採れた大根、ジャガイモ、キュウリなど無農薬野菜や果物を毎日食べて、夜8時には就寝されていました。

 また、世界女医会の元会長で東京女子医大名誉教授の三神美和先生は95歳まで週に一回女子医大で診察され、105歳の今も矍鑠とされています。5年前、お花見の宴でご一緒した折、健康法をうかがったところ、「済陽さん、私の朝食は、大根、ニンジン、ヤマイモ、キュウリ、レンコン、セロリ、タマネギ、リンゴなど野菜や果物のすりおろしだけなのよ」とおっしゃられました。お昼はソバかパンを少し食べ、夕食だけ普通にいただくとのことでした。

 私自身はどうしているかといいますと、毎朝5時に起床し、煎茶を二、三杯飲みながら新聞に目を通します。朝食は7時ごろから。先にあげたグレープフルーツ二個をしぼりハチミツ大匙二杯を入れたジュース500ccを飲むことから始めます。週に二回ほどは、そのジュースに大根の葉、小松菜、ほうれん草、キャベツ、レタス、セロリ、パセリなどの新鮮な野菜から作った青汁を100cc加えて飲んでいます。

 食事は玄米、納豆、味噌汁、漬け物、梅干しが原則で、味噌汁の具はシジミ、アサリなどの貝類、ワカメと豆腐、ナメコ、シメジなどのキノコ汁あたりが定番になっています。副菜にモヤシ、タマネギのスライス、キャベツなどの野菜炒めと目玉焼き、大根おろし。大根おろしは湯飲み茶碗一杯を食べます。これはメイ牛山さんが信奉していた栗山食事研究所の栄養指導を取り入れたものです。そして根コンブ一枚を口に入れ、しゃぶりながら家を出ます。

 昼食はリンゴとヨーグルト500ccだけ。それだけだとお腹が空きますので、三時ごろにはバナナやオレンジ、マンゴー、あるいはアーモンドなどのナッツ類を食べます。実はこれにはお手本があって、一昨年98歳で永眠された東北大学の槙哲夫先生のお昼が50年以上リンゴと牛乳だったのです。私も槙先生にあやかってリンゴと牛乳の昼食にしてみたところ、お腹がゴロゴロいって不安定になったため、ヨーグルトに変えました。リンゴの水溶性食物繊維ペクチンには大腸がんを予防する効果がありますが、活性酸素を除去するポリフェノール成分も豊富です。ただこれらの成分はリンゴの皮の部分に多く含まれていますので、皮と一緒にすりおろすといいでしょう。

 外科医にとって視力と体力は生命線です。塩分を控えてカリウムを摂取することはがんを予防するだけでなく、老眼や白内障も予防する効果があります。この昼食はほとんど無塩ですし、朝食もたっぷりカリウムをとっています。また、我が家のしょうゆは減塩しょうゆに同量の酢を入れて使っています。

 私はお酒が好きですので、晩酌は毎日。つまみは野菜の浅漬け、ザーサイ、枝豆、ナッツ、魚介類などで、肉料理は週に一回程度です。夜は比較的食事の制限をゆるやかにしていますが、なるべく9時過ぎには就寝するようにしています。

 しかし、がん患者の方は絶対にお酒を飲んではいけません。アルコールが肝細胞を傷め、代謝や解毒作用を弱めて免疫力を低下させるからです。

    晩期がんをあきらめてはいけない
いろいろ書いてきましたが、減塩、低たんぱく低脂肪、玄米菜食、果物、乳酸菌、海藻、きのこ、水をたっぷりととる食事療法の概要はわかっていただけ
たでしょうか。私の治療方法は、進行がんの場合、なるべく早く手術で病巣を取り除き、最低限の抗がん剤、放射線治療を施しながら、食事療法を並行して行なうものです。がんの病巣だけ切除しても、がんを再発させやすいがん体質は治っていないからです。

晩期がんは治癒率も低く、手術不能、処置不能とされることもあります。残るは緩和ケアしかありません。しかし、食事による栄養代謝療法によって体質が変わり、よくなる患者さんもいるのです。あきらめてはいけません。私の食事療法はまだ完成していませんが、多くの患者さんに生きる喜びを与えていると思います。私のライフワークは、そうした晩期がんの患者さんを少しでも多く助けることです。そして、がんが治るとしたら、それは私の力ではなく、患者さん自身の治癒力によってなのです。



済陽高穗(わたよう たかほ)
都立北寮育医療センター副院長
  前千葉大学医学部臨床教授・医学博士
  西台クリニック院長
  三愛病院研究所所長 


参考資料: 
  「今あるガンが消えていく食事」済陽高穗著 1365円
  「今あるガンが消えていく食事(実践レシピ集)」1200円
両方とも (株)マキノ出版刊
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by t-nobukawa | 2010-03-17 18:59

日野原重明先生のお話から

日野原重明先生               平成21年(2009年)7月6日(月)

  NHKスタジオパーク 日野原重明先生
  97歳で現役バリバリ 人生は常に挑戦

日野原重明先生は現在97歳(10月に98歳)、明治44年(1911年)生まれ(翌1912年にタイタニック号事件が起きる)、
1932年(昭和7年)20歳のとき、ひどい結核で闘病生活、またひどい腎臓病にも罹りました。
1970年(昭和45年)58歳のとき、よど号ハイジャック事件に遭遇、
 4日間機内に閉じこめられました。山村議員が替わりに平壌に行ってくださいました。
よど号事件に遭遇して、人生観が大きく変わりました。
「これからの僕の人生は与えられた人生だ」と考えるようになりました。
生活習慣病は自分の毎日の習慣がつくるものです。
私は一日18時間働いています。楽しんで働くから生き甲斐を感じています。

   週2回の診察
   年170回の講演
   連載5本の執筆業
   著書はこれまでに200冊以上(医療・看護分野の本は別)
   海外出張は年5回

健康長寿の秘密:
朝: 朝食は液体のみ。牛乳、ミルクコーヒー、それからオレンジジュースかリンゴジュースにオリーブオイルをティースプーン4杯入れて飲みます。
 朝食は液体のみなので、90秒で済みます

昼: 牛乳とクッキー3~4個ですから、昼食は1分もかかりません。

夕食は普通の食事をいただきます。半膳のご飯とお魚、野菜で、800キロカロリー、一日全体のカロリーは1300キロカロリーです。

現在、体重は62kgで、身長は168センチが165センチに下がっています。

小食であっても、集中して仕事をしたら、空腹を感じません。
若さを保つ運動法: 
  朝と夕に体操
   腕立てを20回
   スクワットを40回(できるだけ速く)
若く見られるためには首が大切です。肩を動かさないで、首だけでさっと後ろを見ることができるように。
「首回し運動」はお風呂に入っているときにもやります。

日野原流 健康長寿の心得:

  60歳から: 人生の後半の開始、食事は腹8分、筋力をつける
  70歳から: 新しいことを創める(はじめる)。やったことないことをやる
 80歳から: よく歩き、若い者に好んで接する
  90歳から: 心の赴くままに行動し、道理に違わず
 100歳から: よい友をもち、あるがままに生きる

 最後はあるがまま。「終わり良ければ全てよし」(シェクスピア)
 最後は感謝して、私が生まれたことに「ありがとう」と言い、神様にお世話になったことに感謝します。最後が良かったら、周りの人々も、「私達もああなりたい」と思っていただけるでしょう。

みんな良い遺伝子を持っているのです:

 良い遺伝子を出すには、環境をよくすることです。環境とは
良い友と交わる。
良い本を読み、良い文学に接する
良い音楽を聴く


良い環境の中で芽が出て、実を結ぶのです。

日記を書く: 神様への誓い
日記を書いています。3年日記と10年日記を。
東京オリンピックは7年先か8年先、2016年には、私は105歳です。

約束したら書いておくのです。書くことはただの予定ではなく、
「神様にお誓いする」ことです。
コミットメント: キャンセルできないのです。
書けば長生きできるのです。
思いを込めて書くのです。
目標を立て、「これをやるぞ」と。

 
視聴者からの質問:
 1 95歳の母の愚痴: 何か言いたいことがあるのだから、「ああ そう」
   「ああ そうなの」と聞いてあげることです。

 2 やせたいのですが: 食べ物を40%少なくし、何かに集中することです。

 3 インフルエンザ対策は: マスクは人に迷惑をかけないためにするのです。人にうつさないために、ハンカチを鼻に当て、下を向いて鼻をかむのです。マナーです。

 4 短時間に、質の良い睡眠は: うつ伏せになって寝ることです。
うつ伏せになって寝れば、若い女性は頭の後ろの髪型が壊れません。
朝、髪を整えるのに30分 時間節約できます。
ぜんそくの人はうつ伏せになって寝ると楽になります。
うつ伏せになって寝る動物には不眠症はありません。

 5 お酒は: 日本酒なら1合。ビールなら小ビン1本、そして休肝日を決め、何も飲まないことを守るのです。

 6 6ヶ月の赤ちゃん: スキンシップが必要なのです。スキンシップとは
    抱いてあげることです。そして語りかけてあげることです。
子供は聞いていない、分からないと思わないことです。
子供はジーッと聞いて分かっているのですから。
10歳になったら、大人以上です。
    スキンシップが必要です。

 7 現代の子供達へ: 君たちは「いのち」を持っているだろう。いのちはどこにあるのだろう。いのちは持っているが、見えないものです。
    私達は今の時間を使えます。時間をどう使うかが生きていることです。

    野口雨情の「シャボン玉の歌」: 野口雨情の子供が生まれてすぐ亡くなってできた歌。

   大切なものは目に見えないものです。
   前向きに生きることは素晴らしいことです。

   いのちの大切さ、生きることの喜びを教えていただき、
有り難うございました。            以上

ありがとうございます。 感謝  信川忠道
t.nobukawa@jcom.home.ne.jp
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by t-nobukawa | 2010-03-17 16:36

五日市剛の「ツキを呼ぶ言葉」

五日市剛の「ツキを呼ぶ言葉」          平成22年(2010年)3月8日

五日市剛の「ツキを呼ぶ言葉」  
 
 1 「ありがとう」と「感謝します」は、ツキを呼ぶ魔法の言葉です。

     イスラエルのおばあさんから「ツキを呼ぶ魔法の言葉」を教えていただきました。嫌なことがあったら「ありがとう」、いいことがあったら「感謝します」、と使い分けるとより効果的。「感謝します」と言いにくければ、「ありがとうございます」と言っても良いと思います。

 2 「どんな人生にもね、トラブルはあるものよ。だけど心配
しちゃうとね、倍になっちゃうの。だから心配なんかし
ないでハッピーにいこう」

 イスラエルのおばあさんからの手紙に書いてあった言葉です。ある方の言葉を引用したものらしいです。すべてのトラブルの元凶は「心配」や「不安」に支配された心の働きによるものではないかと思います。

 3 「本当の愛し合う姿というのはね、感謝し合う姿なのよ」
 
    イスラエルのおばあさんが、夫婦喧嘩している息子夫婦に言った言葉です。この言葉を思い出すたびに、わが夫婦の関係を考えさせられます。

 4 「汚い言葉を平気でしゃべる人はね、その言葉通りの人生を歩むのよ」
     イスラエルのおばあさんからのアドバイスです。ケンカ好きの人は、マイナスの言葉、汚い言葉を話す人が多い。そういう言葉がまた次のケンカを誘発してしまうことにもなるのです。言葉通りの人生になるならば、素敵な言葉を口から発したいものです。

 5 「怒るとツキが減っちゃうのよ。怒らないで。怒っちゃダメ
よ」

イスラエルのおばあさんからのアドバイスです。相手にキレそうになったら、
「ありがとう」と自分に言い、まず心を落ち着かせます。そして苦言を呈する
代わりに、もっと適した言葉を考え、相手にやさしく伝えます。この小さな習
慣が大きなツキを呼びます。とにかく、怒る代わりに必ずできることがありま
す。深呼吸して考えましょう。

 6 「心の持ち方って大事よ。だけど、もっと大事なのはね、言葉の使い方なの。どんなことを口に出すかで、あなたの目の前の状況が変わってくるし、あなたの心も変わってくるの。本当よ」

     イスラエルのおばあさんからの手紙に書いてあった内容です。人間は言葉によって考え、言葉によって行動します。口から発せられる言葉は、間違いなく自分自身の人生を創っていきます。

 7 「あなたのことをいつも想っていますからね」

     イスラエルのおばあさんからの手紙に書いてあった言葉です。3回手紙を頂きましたが、いずれにも最後にこの言葉が書いてありました。これほど嬉しい言葉はありません。

 8 想いと言葉が人生を創る

     心で想い、口から言葉として発し、そして具体的な行動が伴えば、良いことも悪いことも現実となる可能性が高くなります。その意味で、想いと言葉が自分の人生を創りあげていると考えてもおかしくないと想います。

 9 ピンチ ピンチ チャンス チャンス ラン ラン ラン

     逆境こそ好機です。ツイてる人はピンチをチャンスに転換することがうまいです。ニコッと笑って「ありがとう」と言い、このような歌でも歌って軽やかに対処したいものです。「あめあめ降れ降れ」をもじったものです。

10 建設は死闘、崩壊は一瞬

     築き上げてきた人間関係が、気の緩みであっという間に崩れ去ることがあります。会社や組織についてもそうですね。これを防ぐ方法は?と聞かれたら、僕は自信を持って「ありがとう」と「感謝します」ですよ・・・って答えます。

11 深刻になるな、真剣になれ

     僕は「深刻」という言葉は好きでありませんが、「真剣」という言葉は大好きです。ときどきニッコリして真剣に取り組みたいものです。

12 「あなたの中の最良のものを」by マザー・テレサ(原文:ケント・M・キース)

     人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的それをしたと言われるでしょう。
きにすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなくやり遂げなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく作り続けなさい。

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

13 天・地・人の恵み、ありがとうございます。

     佐賀県にある矢山クリニック院長の矢山利彦先生に教えてもらった素晴らしい言葉です。水分を含む食べ物や飲み物を瞬時に高波動に変える魔法の言葉です。

14 はじめにことばがあった
   ことばは神と共にあった
   ことば神であった
   このことばはじめに神と共にあった
   すべてのものはこれによってできた
   できたもののうち一つとしてこれによらないものはなかった
   このことばに命があった

     聖書「ヨハネによる福音書・第一章」の冒頭の言葉です。これを読むたびに「口から発する言葉がいかに大事か」気付かされます。

15 「陰口」をやめて、「陰ぼめ」をしよう

     「陰ぼめ」は強力です。超オススメです。

16 成功する人は、敵の少ない人ではない。
   味方の多い人だ。

     味方をもっともっとつくってください。もし、嫌いな人を好きになったら、そしてそんな習慣をしっかりと身につけたなら、何をやっても成功します。
     味方の方々が必ず助けてくれますから。

17 来る人には楽しみを、帰る人には喜びを。

     僕の友人宅で鍵山秀三郎氏が書いた色紙をたまたま目にしました。その色紙には、こう書いてありました。心から感動しました。これはビジネスの基本だと想います。

18 いつもツイてる人は、「マイナス」を「プラス」に変えるのが
   得意。

     「イヤなこと」を軽減し、それを「プラス」に変えるには、すぐに自分に対し「ありがとう」ということです。そして、何らかの具体的な行動をとる。すると、事態は必ず好転してプラスに傾いてきます。幸福は不幸の姿で現れることがあります。そのとき「ありがとう」というと、やがて本当の姿を見せてくれるのです。

19 日々是好日

     「ひび これ こうじつ」と読みます。これは、仏教の言葉です。毎日、どの日も「好い日」ばかりです。あなたは間違いなくツイてます。大丈夫、心配しないで。もっと自信を持ちましょう。

20 すぐやる。必ずやる。できるまでやる。
   無理、無駄と思っても、絶対にあきらめない。
   ダメもとでやる!

     僕はしばしば「ダメもと」でアタックします。8割以上はうまくいきます。

21 「しあわせっていうのはね、嫌いだった人のことを好きにな
って、チューしてあげることよ」
 
     僕の友人である画家の秋草ナナさんが5歳のときにお母さんに言った言葉です。世の中に嫌いな人がいなくなったら、本当に幸せですよね。まずは自分の嫌いだったところを好きなってあげることから始めたいですね。

22 「わたしはいい人じゃないんだけど、
その人に会うといい人になりたくなる。
その人は魅力あるんだ」

     僕が高専の2年生のころ、家庭教師した不良少女がいます。その子は親に反発していましたが、僕にとっては素直でいい子でした。彼女はいま、小学校の教諭をしています。数年前に彼女からいただいた手紙の中にこの詩が書いてあり、心がとっても温かくなりました。これは、津田まさごろさんの「ともだち」という詩らしいです。

23 人は言葉で生まれ変わることができる

     言葉は想いを変え、不安定な心を良くも悪くも安定化します。心が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わります。すると人格が変わり、運命までもが変わります。だから、もっともっと良い言葉を使いましょう。すると我々は、来世を待たずして、生まれ変わることができるのです。

24 「失敗」と書いて、「けいけん」と読む

     乙武洋匡さんの「五体不満足」の中にあったフレーズです。
     最高に気に入っています。

25 口はひとつ、耳はふたつ

     学ぶためには、絶対に相手の話をしっかり聴かなくてはならない。コミュニケーションにおいては言葉のやりとりが基本ですが、人の話は自分がしゃべることの倍は聴くべきです。

26 「人生というのはね、冥土までの暇つぶしだよ」

     「人生とは何ですか?」との問いに、今東光氏はこう答えたそうです。僕も人生とは何だろう・・・と考えた時期がありました。あるとき、この言葉に出会い、腹の底に落ちました。我々の人生、本当に暇つぶしだったらどうします?
     くよくよしたり、病気になってゼーゼーしたり、恨んだり、怒ったり、ため息ばっかりついたり、・・・つまんないですよね。やりたいことをやって、笑って楽しんでこそ、暇つぶしだと思いませんか。

27 道はある日、ドーンと開ける

     ずーっと売り上げが伸びなくても、周囲に自分の努力が認められなくても、
     くよくよしたり心配しないでください。「大丈夫」という確信があれば、いつか
     必ず道は開けます。しかも突然開けます。

28 できない理由ばかり挙げないで! 
   「えっ、こんなことも知らないの?」と言わないで!

     そのようなことを言う人を見ると本当に気分が悪くなります。
「さっき、言ったでしょ」とかね。僕はそんな人と付き合いたくありません。

29 不安や心配事は「キャンセル キャンセル」

     何か不安や心配事が心にあると、そのうちに言葉になってしまいます。無意識に口から発してしまうかもしれません。そうなるとオロオロと不安とともに行動し、本当に現実のものとなってしまう・・・かもしれません。心にあるマイナス事は言葉になる前にキャンセルしちゃいましょう。右腕を斜め上に上げて、手首をくるくる回しながら「キャンセル キャンセル」。これでOK !

30 一 相手の目を見る
   二 そして、ニコッと笑う
   三 その人が喜ぶことを、何でもいいから 一言しゃべる

     人間関係を改善する簡単な方法です。きらいな人、苦手な人を好きになる魔法の習慣です。人生を好転させたいと思うなら、大きな努力は必要ありません。こうした「小さな習慣」が必要なだけです。

31 笑顔にまさる化粧なし

     ほほえんでいる女性は化粧をしなくてもきれいですね。僕は妻には「頼むから化粧しないでくれ」とお願いしています。結婚してから、妻は化粧をほとんどしたことがありません。どうか、もっと笑ってください。もっと笑うと、もっと楽しくなります。幸せな人は笑っていますよね。





五日市 剛 (いつかいち・つよし)
     昭和39年7月生まれ。 国立宮城高専を卒業後、豊橋技術科学大学に編入学。その後、アメリカのマサチューセッツ工科大学へ留学。工学博士。現在、企業経営の傍ら、数社の研究顧問を務めており、新規事業および新技術の創出に関わっている。
     26歳の時のイスラエル旅行での出会いがきっかけで人生がガラリと好転。ツキを呼ぶ魔法の言葉を知ったことが原因と氏は語っている。



「五日市 剛の ツキを呼ぶ日めくりカレンダー」
       発行所 株式会社 致知出版社
      電話 03-3409-5632
       定価  1,000円
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by t-nobukawa | 2010-03-17 13:48

ブスの25箇条 女優 貴城けい

元宝塚歌劇男役トップスターで、現在は女優として活躍する貴城けい(たかしろ けい)さんの紹介である。

貴城けいさんは、東京都生まれ。平成4年に第78期生として宝塚歌劇団に入団。雪組に配属。正当派男役として早くから活躍。平成18年5月宙組(ソラ組)に組替え、7月宙組男役トップスターに就任。平成19年歌劇団退団。現在は、舞台、ドラマを中心に活躍中。著書に「宝塚式「美人」養成講座」(講談社)がある。

貴城けいさんの言葉: 「私が宝塚歌劇団を退団する一年ほど前だったと思います。ある時期から歌劇団の人なら誰もが目にする場所に貼り出された一枚の紙。そこには「ブスの25箇条」とありました。

いつ、誰が、何のために貼ったのか、誰に聞いても分かりません。(しかもいまは外されているというから、ますますナゾです)。しかし、誰もがその貼り紙の前で足を止め、見入っていました。

「こうするとブスになる」という、この二十五の戒めは、何も女性だけを対象としたものではなく、人間としてのあるべき姿を逆説的に示したものではないかと思います。                        (以下略)
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by t-nobukawa | 2010-03-17 13:38

ブスの25箇条 女優 貴城けい

宝塚歌劇団の伝説の教えに見る「運のつかみ方」  
「致知」誌 2010年3月号 p38 女優 貴城けい                                                         (たかしろ けい)

 ブスの25箇条

 1 笑顔がない
 2 お礼を言わない 
 3 おいしいと言わない
 4 目が輝いていない
 5 精気がない
 6 いつも口がへの字の形をしている
 7 自信がない
 8 希望や信念がない
 9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくイジケている
11 自分が最も正しいと信じ込んでいる
12 グチをこぼす
13 他人をうらむ
14 責任転嫁がうまい
15 いつも周囲が悪いと思っている
16 他人にシットする
17 他人につくさない
18 他人を信じない
19 謙虚さがなくゴウマンである
20 人のアドバイスや忠告を受け入れない
21 なんでもないことにキズつく
22 悲観的に物事を考える
23 問題意識を持っていない
24 存在自体が周囲を暗くする
25 人生においても仕事においても意欲がない


「清く、正しく、美しく」をモットーとする宝塚歌劇団に、ある日突然貼り出された25の戒めがある。その名も「ブスの25箇条」。こうするとブスになるという25箇条は、そのまま運をつかむための人間的資質を逆説的に説いている。
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by t-nobukawa | 2010-03-17 13:34

私達は生かされてます。 生きて 生きて 生きぬきましょう

信川 忠道 様

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絶対他力                           NO.078
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 星野富弘さんをご存じの方も多いと思います。高校の体育教師だったくらい
運動神経、今でいう身体能力が発達していた方ですが、鉄棒の演技を披露して
いる時に、頭から真っ逆さまに地面に落ち、気づいた時は半身不随、しかも一
生の大けがです。

 一時は死のうと思ったのですが、あることに気づき(これを悟りと言います)
それからは、半身不随の画家として大活躍します。口にくわえた筆で書いた彼
の素晴らしい絵を見たことがある人は多いと思います。
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 星野さんが気づいたあることとは?それは絶対他力の生き方です。

 大きな事故を起こし、半身不随意となり、絶対元には戻れないと知った時の
絶望感は、人一倍の運動神経を持っていた人だからなおさらだと思います。何
度か自殺を図ったのですが、いくら自分が死のうと思っても、生きて、生きて、
生きようとする自分がいることに、ある時気づいたのです。
 だったらその生きる力に任せて生き抜いてやろうと思ったのです。それから
が人生の大転換。

 無いものを数えて嘆き悲しみの人生を歩むより、できること、あるものを数
えて運命を受け入れて生きるようになってからは、もうご覧の通りの大活躍で
す。半身不随でありながら、多くの人に勇気と希望を与えているのです。いや
半身不随だからできるのです。

 生きて、生きて生き抜こうとする力は、あまねく存在していると思いません
か。私は阪神淡路大震災の直後、神戸で講演があり、直後現場に行ったことが
ありますが、まさに廃墟、見るも無惨な光景でした。それが今では神戸と言え
ば日本有数のおしゃれで素敵な町に様変わりです。

 時々、広島に行くこともありますが、原爆投下の後は?う絶対この町は復
興できないとささやかれていたそうです。それが今では中四国を代表する緑豊
かな素晴らしい町です。

 どんなに厳しい冬であろうと、春になれば草木が芽吹き、小鳥がさえずり始
めるのです。この地球上には、生きて、生きて、生き抜く力が働いているので
すから、素晴らしいことです。
 この力に身を任せて、生きる方がとても楽だと思いませんか。日々の暮らし
に一気一夕することなく生きられるのですから。

 思い悩んだりくよくよしても、大自然の法則は、私達人間も含めて、生きと
し生きるものに対して、生きて、生きて、生きようとさせてくれています。そ
の流れに乗って、慌てず、焦らず、諦めずに任せて生きることですね。


 見山 敏

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by t-nobukawa | 2010-03-08 16:09